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お金の置き場所を考える

こんにちは!

今日は急に真冬の寒さですね。。。

そのくせ花粉が飛んでいます。。

つらい。。。



前回、【お金を確実に貯める方法】を解説しましたが、

今回は、その先の【お金の置き場所】について考えてみましょう。


お金の置き場所と言っても、タンスの引き出しの裏のへそくりのことではありません!


目的に合った「金融商品」を選ぶということです。

金融商品とは

金融商品と言われて、皆様が最初に思い浮かぶものはなんでしょうか?


多くの方が、株や債券、保険、最近だと仮想通貨を思い浮かべるのではないでしょうか?


恐らく、思いかんだものすべてが「正解」だと思います。

逆に、ほとんどの方が思い浮かばないのが、「預金や貯金」です。


金融商品とは、【買ったり、売ったり】するものというイメージが強いかと思いますが、
(もちろんそれも正解です)

私の、金融商品の解釈は、【借りたり、貸したり】するものだと考えています。
(株も債権も、企業や国にお金を貸している状態)

この解釈だと、
お金を銀行に預けることも
銀行からお金を借りることも
会社にお金を貸すことも

金融商品に含まれます。

この解釈だと、ほとんどの方が、「金融商品と深く関わって生きている」ということがわかります。


そして、この金融商品を選ぶということが、【お金の置き場所を考える】ことになります。



目的に合った金融商品を選ぶ

目的別資産管理でもお伝えしたように、お金を用意する目的に合わせて、
金融商品を選択していく必要があります。

【いつ・なんのために・いくら必要か】を明確にし、目的に合った最適な金融商品を利用することで、

効率的にお金を準備することができます。


そして、最適な金融商品というのは、時代によって変わっていくものですので、

これまでのイメージや固定観念で選ぶと失敗する可能性があるので、注意が必要です。
(親の時代とは金融商品の状況が大きく変わっています。)


最適な金融商品を探す前に、大まかな分類を見ていきましょう。


お金の置き場所(アセットロケーション)について

「アセットロケーション」という言葉を聞いたことがある方はいますか?

金融用語でなかなか聞きなれない言葉だと思います。

簡単に言うと、目的に合ったお金の置き場所のことです。


この選択が、今後の仕組化において重要なポイントになります。


①現金

「お金」と言って、一番最初に思い浮かぶのは、「現金」です。

「現金」というのは、いつでもその額面(1万円なら1万円)金額は変わらずに使えます。
そのことから、【元本保証】のイメージが強くあります。

【普通預金】
【定期預金】
【財形貯蓄】

のような商品は、比較的いつでも手元に「現金」を引き出すことができ、額面通りの金額で使うことができます。


しかし、現金には、弱点があります。


それは、【価値が変わる】ということです。


「現金」は対外的に、円の価値が低くなること(円安)や、物価上昇による価値低下の影響を受けてしまいます。


今現在、世界情勢による円安や原油高による物価上昇の影響を受けて、生活が少し苦しくなっている方も
いるのではないでしょうか?

日々の電気代やガソリン代、食品、日用品も影響が少しずつ出ています。
現状は、企業努力により、なんとか最低限に抑えていますが、今後企業の抑えが効かなくなった時には、
今以上の値上げラッシュが起きます。

しかし、これは一時的なことだと思います。
戦争が落ち着き、原油が正常値に戻れば、次第に元の生活に戻ってくると思います。


一番気を付けなければいけないのは、経済成長による「物価上昇」です。


物価上昇というのは、健全な経済の表れという見方ができます。


物価上昇 ⇒ 企業業績向上 ⇒ 賃金上昇 ⇒ 消費促進 ⇒ 物価上昇 ⇒


というように、景気が循環し、成長していくことを各国が目指しています。

先進国は、物価上昇率を毎年2%上昇することを目指して、経済活動をコントロールしています。

毎年2%物価上昇が続くと、【現金の価値は30年で半分】になってしまいます。

実際に、マクドナルドのハンバーガーは、この30年で2倍以上の金額になっています。。。


このように、「現金」は【額面は保証されているが、価値は保証されていない】ということがわかります。


②投資

投資と聞くと

「お金持ちがやるもの」

「勝つか負けるかわからない」

というような印象をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。


私の解釈では、
「お金持ちになるためにやるもの」
「勝率を上げるコツがあるもの」
と考えています。

そして、初心者でもやりやすい投資が

【つみたてNISA】
【各種確定拠出年金】

これらを利用すると、初心者でも比較的高い勝率で投資をすることができます。

また、投資というのは、先ほどの現金とは違い、【元本保証がありません】

その代わりに【長期的に見れば、価値が増える可能性が大きい】という特徴があります。


投資については、始める前に必ず
【投資目的】
【投資の原理原則】
【勝率を高めるルール】
【リスクコントロール】
を確認してから、始めましょう。


③保険

その保険は本当に必要でしょうか?
保険金や給付金に過不足はないでしょうか?

日本人の8割以上が保険に加入していますが、どんな保険に入っているか、完璧に理解している人はごくわずかです。

保険について真剣に考えることが、今後の人生において重要なことです。


本来、保険に加入する目的は、いざというときのために備えることですが、

日本では、世界でもトップクラスの「社会保障制度」があります。
この社会保障制度をしっかり、理解した上で、足りない部分を民間の保険で補うというのが、
無駄な保険料を払わない方法です。

しかし、どんな保障が必要で、どんな商品を選べばよいか判断するのは難しいものです。
日本には、1000種類以上の商品があるので、どれを選んでよいか迷ってしまいます。

大まかに分類して、

【死亡】
【医療】
【介護】
【障害】
【学資】
【火災・地震】
【自動車】

こんなにあります。
この中から、何が必要で何が不要かを判断するのは非常に難しいものです。

そして、最近では、「保険不要論者」があまりにも多く、
本来、保険が必要な方も、未加入だったりやめたりしてしまうケースが増えています。

保険が必要か不要かは、その人の「財産状況」や「家族」、「年齢」、「収入」によって異なります。

保険に関しては、しっかりとご自身と向き合い、必要な保険を過不足なく準備するようにしてください。


ローン

現在、借入はありますか?

借入をすると、利息が発生します。

この利息と、手に入れたいもののバランス次第では、【ローンは有効活用すべき】です。


ローンには
【住宅ローン】
【自動車ローン】
【教育ローン・奨学金】
【カードローン】
等があります。

金利は様々で、1%を切るものもあれば、10%を超えるものもあります。

例えば、教育ローンや奨学金を借りることで、将来利息が発生しますが、その分、進学ができ、
生涯収入が上がるとすると、利息を払ってでも、借りるということが有効な選択肢になります。
(もちろん、親が準備してあげることが大前提ですが。。)


住宅購入でも、現金で買うよりも、住宅ローンを組むことが現状おすすめです。

住宅ローンを組むと、「住宅ローン控除」や「団体信用生命保険」等の付随したメリットがあります。
さらに、住宅購入に使うはずだった現金を、【投資】に回せば、利息以上に利益が出る可能性もあります。


逆に、カードローンのような金利の高いローンは、元本が減らず、現金を運用しても、利息支払いの方が負担が
重いので、おすすめしません。

一口にローンと言っても、【利息と利益のバランス次第】で、組むべきローンと避けるローンにわかれます。




まとめ

上記のように、金融商品には、たくさんの種類と、それぞれのメリットデメリットが存在します。

世の中の情報は、

【現金と投資を比べたり】
【投資と保険を比べたり】
【ローンと現金を比べたり】

と一元的な意見にあふれています。


しかし、これらの金融商品はそれぞれのメリットデメリットがあります。

ある金融商品のデメリットを補うために、別の金融商品のメリットを活かしながら、

目的に合ったお金の置き場所を決めていくのが一番良い方法なのではないかと思います。

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